あまのじゃくな彼女
「いつになったらあたしのことを。
「キライ」になってくれるかな。
そんなことばかり考えてるあたしは。
ちょっとズルいかな。
「さよならって言わないで」って言うくせに。
いつもあたしが「さよなら」を告げるのにね。
自己中心的にすすむ恋愛とその先の不安が
まざりあって。
だきあって。
今がある。」
『あいみょん ふたりの世界』
若いふたりの恋愛の歌かって聴いてみてた。
「「行ってきます」のキス。
「おかえりなさい」のハグ。
「おやすみなさい」のキス。
「まだ眠たくない」のセックス。」*歌詞引用*
シアワセである今。
シアワセに過ごす今。
今あるシアワセを過ごしながら考えてる。
「いつになったらあたしのことを、キライになってくれるかな。」*歌詞引用
あまのじゃく。
そうじゃないん。
当たり前にあるシアワセが、妄想でなく、いきなり失われた時に。
自分を保つための思考。
そう思っていたのよ。
って。
いなくなったときに傷つかなくてすむように。
自分優位の恋愛だったのよと、自分を保てるように。
だからシアワセな今に、あまのじゃくを。
あまのじゃくは。
一番の愛情表現。(ひねくれてる?)
態度でも、コトバでも、最上級の「愛してる」でも。
足らないの。
どう表現したらよいかわからないの。
伝えたいことが。
100パーセント以上届いて欲しい。
伝えても足らなくて。
あまのじゃくに表現してしまう。
あまのじゃくになるほど。
あなたを愛しているの。
あまのじゃくをぶつけて。
あなたにかまってほしくて。
甘えさせて欲しくて。
「いつになってもあたしのことを。
好きでいて欲しいから。
そんなわがままばかり言うあたしは。
ちょっとズルいかな。
だめかな。
いやかな。」*歌詞引用
あまのじゃくめ。
「わたしだってよくわからないわ。
なぜ泣いているのか。」*歌詞引用
実は。
「自己中心的にすすむ恋愛」じゃあないんよ。
愛しまくってる自分がなんだかくやしいの。
くやしいけど、そのくやしさもあなたへの愛でしかないん。
そんなことにまで気づける恋愛。
もうね。
完全にシロハタなのよ。
泣いちゃうほど完落ちよ。
先ヘの確信を欲しがって安心したがったところで。
そんなことしかたないん。
今があるん。
抱き合ったり。
交ざり合って。
今があるん。
見えない未来は、「今」が続いてできていくん。
あなたとの「今がある」。
先のことなんて。
今を積み重ねてたら、先も今になってる。
毎日毎日、1分1秒「先」となってる。
という、なんとなく哲学的、SF的なとらえ方をしながら口ずさむ。
『あいみょん ふたりの世界』