夜中のたわごと。
気がそれている。
気が。
どっか行ってる。
生理現象に引っ張られておる。
生理現象に引っ張られて、気がそれているのだ。
人間の欲については、重々承知。
二十歳そこそこの「かわいーおなご」ならけしてクチにしないコトバも。
「かわいーおなご」から外れた、輩感満載のあたしなら、出るわ出るわの大安売り。
だって、正直だもん。
(開き直る)
肌に触れて(触れられて)気持ちいいのは。
「手当て」に繋がっているからだと思っている。
ケガの治療などに当たり前につかわれる「手当て」。
あたしの中では。
相手の内面の震えや葛藤や怒りや不安を和らげたり共有するためのアクションのひとつだととらえていて。
そっと背中に手を当てる。
そっと肩に手を添える。
すべてが「手当て」。
やわらかであたたかで。
自己満足であっても、「手当て」に重きを置いている。
あたしの震えは。
欲求や欲望でしかできてなくて。
正直なの。
あなたの手当て。
触れられて肌表面の細胞が、あなたの手や指のあたたかさによってざわめく。
ざわめくと、その部分が集中してあたたかさを欲するの。
欲した細胞が、カラダ全体に広がって。
もっともっと。
触れられたがる。
ざわめきながら、欲してく。
誰も触れられないところまで、貪欲にね。
触れて(触れられて)不快ならば。
残念ながら、間違いなく「違う」ん。
触れられた肌に手を当てて、肌に添わして、確かめる。
あなたの触れたあとの肌が、まだあたたかいと、ね。
あたしの細胞は、あなたの「手当て」で生きているんじゃないかと妄想するん。
ざわざわと。
みしみしと。
あなたの残した「手当て」後の肌触りを感じながら。
次の「手当て」をもう待ってるん。
どうぞそれまで残っていてね。
残っていてね。
消えてしまうような「手当て」はいらないの。
正直なんよ。
肌も細胞も。